この記事では、保育園見学で確認すべきことを解説します。
また、解説したポイントをまとめたチェックリストも無料でダウンロードできます。
実際の保育園見学を踏まえた解説とチェックリストなので、これから保育園を見学しようと思っている方は、最後まで読んで参考にしてみてください。
保育園見学の方法
保育園見学の方法は園によって異なりますが、直接電話で申し込むところがほとんどです。
電話を掛けるのは、登園が落ち着いた9時~11時頃か、お昼寝中の午後1時~3時頃がおすすめです。
紙とペン、資料を入れるファイルを忘れずにね。
見学の前に確認しておくべきこと
立地
- 自宅からは近いか
- 保育園に送ってそのまま出社できるか
- 何時に退社すれば保育園のお迎えに間に合うか
まずは見学する保育園の目星をつけましょう。
市区町村の保育園マップから、通いやすい保育園、通える保育園を選び出します。
形態・申込方法
- 認可保育園か認可外保育園か
- 入園の申込先は市区町村か施設か
認可外保育園の場合、見学をして説明を受けることが申し込みの条件となっている場合があります。
認可保育園の場合は、市区町村に申し込みをして入園先が決まるので見学は必須ではありません。
募集状況
- 年齢ごとの定員(特に0歳児)
- 4月の募集で埋まっているか
募集状況と空き状況を、ほぼ毎月市区町村が公表しています。
可能な範囲で過去の状況も確認しておきましょう。
見学の時に確認すべきこと
園の方針
- どんなことを重視しているのか
「こども自身に選択してもらう」「保護者・地域と一緒に育てる」「こどもひとりひとりに合わせる」など、保育園によって全然違います。
建物・園庭
- どんな雰囲気か
後で思い出せるように、自分の印象や感想を記録しておきましょう。
申込の傾向
- 4月にすぐ埋まるのか
- ここ数年の傾向は
数字だけではわからない情報も教えてくれることがあります。
新型コロナウイルスが発生した2020年以降は、働き方が変わった影響で、4月に入園させる人は減り、0歳児が定員割れになっていると聞きました。
荷物
- ベビーカーを預かってもらえるか
- 自転車を預かってもらえるか
- 荷物はどれくらい預かってもらえるか
通園・通勤のしやすさに直結する内容です。
自転車は預けられない園が多いと思います。
お迎え
- 何時頃のお迎えが多いか
- 何時になったら全員退園するか
他の子の退園状況が、自分の働き方に影響する可能性があります。
知り合いは、「延長保育をしている人がいないので、自分の子どもを一人にさせられず、延長保育を諦めた(時短勤務にした)」ようです。
延長保育
- 何歳から延長保育できるか、条件はあるか
- 何名くらい延長保育しているか
- 何時まで延長保育している子どもが多いか
- 延長保育の申し込みはいつまでか(当日でも大丈夫か)
- 延長保育料はいくらか
仕事が長引いてお迎えに間に合わないこともあり得るので、事前の確認は必須です。
ちなみに、保育料は所得に応じて決まりますが、延長保育料はそれぞれの保育園が独自に決めることができます。
布団
- 布団・シーツは自分で用意する必要があるか
0歳児は自前の布団、1歳児からはコットベッド、という園が多いようです。
おむつ
- 紙おむつか、布おむつか
- おむつの用意を保育園にお願いできるのか(サブスクはあるのか)
- おむつに名前を書く必要はあるか
- 使用したおむつの処分は園でしてくれるか
おむつのサブスクを導入する保育園は増えています。
荷物が減るので助かりますね。
服装
- 厳しいルールはあるか
私が見学した保育園は、特に厳しいルールはありませんでした。
ただ、どこの保育園からも、脱ぎ着しやすいように上下が分かれていない服、フードのついた服、後ろにボタンが着いた服はやめてほしい、とお願いがありました。
お迎えとお休み
- 熱が何度になったらお迎えの要請がくるか
- 熱が何度になったら保育園に登園はできないか
子どもは平熱が高い上に、小さいうちはよく熱を出します。
お迎えやお休みの熱の基準が厳しいと、頻繁に保育園から呼び出しがあったり、保育園に預けられなかったり、仕事に影響があります。
クラス分け
- 異年齢児クラスなのかどうか
- 食事、昼寝は年齢ごとなのか
保育園の方針によっては、同じ年齢の子どもを集めたクラス分けをしてるのか、異なる年齢の子どもを集めてクラス分けをしているのか(「異年齢児クラス」)が違ってきます。
また、基本は同じ年齢のクラスで、食事や睡眠の時だけ異年齢児クラス、という保育園もあります。
慣らし保育
- 職場復帰までにならし保育は終了するか
保育園入園には「入園した月の翌月1日までに復職」が条件になることがあります。
1時間~数時間だけ預けて様子を見る「慣らし保育」の期間が、職場復帰までに終えられそうか確認しましょう。
保護者行事
- 保護者参加の行事はいくつあるか(回数、時期)
- 保護者参加の行事は何曜日に行われるか
保護者が参加する行事が平日に開催される場合、仕事を休む必要があります。
そのような行事がいつ、いくつあるか確認しましょう。
連絡帳
- 紙なのかアプリなのか
保育業界でもデジタル化が進み、「CoDMON(コドモン)」というアプリで連絡を取る保育園が増えています。
追加料金
- 保育料以外に毎月支払うお金はあるか
保育料は所得に応じて決まりますが、市区町村や保育園によっては、食事代など追加でお金が発生することもあります。
お金の話は質問しづらいと思いますが、勇気を出して確認しましょう。
もし見学で確認しきれなかったら
もし、時間が足りなかったり、複数組が見学をしていたりして聞けないことがあったら、後日保育園に連絡して教えてもらいましょう。
見学の時に聞けなかったことをHPの問い合わせフォームから質問したら、翌日の昼に電話で回答してもらえました。
まとめ
しっかりと準備をして、有意義な保育園見学にしましょう!
ポイント
見学の前に確認しておくべきこと
- 立地
- 形態・申込方法
- 募集状況
見学の時に確認すべきこと
- 園の方針
- 建物・園庭
- 申込の傾向
- 荷物
- お迎えの傾向
- 延長保育
- 布団のルール
- おむつ
- 服装の制限
- お迎えとお休み
- クラス分け
- 慣らし保育
- 保護者行事
- 連絡帳
- 追加料金