安い手数料、見やすく使いやすいサイト、お得なポイント還元で人気を集めている楽天証券。
その中でも人気を集めていたのが、楽天カード決済による投資信託積立サービスです。
しかし、最近の楽天グループの改悪の流れを受けて、投資信託積立サービスも2022年9月からポイント還元率が悪化することになりました。
今回は、楽天カードで投信積立を行っている人が行うべき手続きについて解説します。
Contents
楽天カード決済の改悪(2022年9月から0.2%還元へ)
楽天証券は、楽天カードによる投資信託積立に対して1%のポイント還元を行っていました。
しかしながら、2022年9月買付分よりポイント還元率が1%→0.2%(*)に悪化されることが発表されています。
楽天証券:「楽天カードクレジット決済のポイント還元率」
厳密には、信託報酬のうち販売会社(=楽天証券)が受け取る手数料が年率0.4%(税込)以上の商品はポイント還元率1%のままですが、ほとんどのインデックスファンドは還元率は0.2%になります。
ポイント還元はあくまでも「オマケ」なので、還元率だけを考えて購入商品を変更するのはやめましょう!
楽天キャッシュ決済の導入(2022年12月までは1%還元)
楽天カード積立の改悪を発表した一方で、楽天証券では新たに「楽天キャッシュ」での投信積立サービスの提供を開始しました。
楽天キャッシュは、楽天経済圏で使うことができるオンライン電子マネーで、楽天ポイントと同じように使えます。楽天ペイの決済にも利用できます。
楽天証券:「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」
楽天キャッシュは、楽天カードからチャージ可能で、チャージ額の0.5%がポイント還元されます。
期間限定キャンペーンとして、2022年8月買付分~2022年12月買付分は、楽天キャッシュでの投信積立額に対して+0.5%のポイント還元(=合計1%還元)があります。
つまり、現在楽天カードで投資信託積立をされている方は、楽天キャッシュ決済に切り替えた方がお得です。
楽天キャッシュによるポイント還元率
- 2022年8月~2022年12月:還元率1.0%(チャージ0.5%+積立0.5%)
- 2023年1月以降 :還元率0.5%(チャージ0.5%のみ)
決済切替は2022年8月12日までに

例:7月13日に切替を申し込んだ場合のスケジュール
楽天カード→楽天キャッシュへの決済変更は、毎月12日が申し込みの締め切りです。
楽天カード決済が改悪される9月から楽天キャッシュ決済に切り替えるためには、2022年8月12日までに申し込みを行いましょう!
楽天キャッシュ決済への切り替え手順

他の証券会社でのクレジットカード積立
クレジットカード決済による投資信託積立サービスを提供しているネット証券会社は他にもあります。
楽天証券の場合、楽天キャッシュ積立に切り替えたとしても2023年以降の還元率は0.5%ですが、例えばマネックス証券なら還元率1.1%、SBI証券なら0.5%~2.0%、auカブコム証券なら1%(期間限定で最大5%)です。
2023年以降は、別の証券会社で積み立てをしても良いかもしれません。
なお、クレジットカード決済による投資信託積立サービスについてはこちらの記事にまとめています。
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ご参考:楽天キャッシュの魅力|還元率1.5%
楽天カード→楽天キャッシュ→楽天PAYと組み合わせることで、合計1.5%のポイント還元を受けることができます。
楽天カード単体で決済すると1%還元なので、街中での決済は楽天ペイを活用した楽天キャッシュでの支払いがおすすめです。
楽天ペイ×楽天キャッシュ払いの設定
- 「楽天ペイアプリ」の「お支払い元表示エリア」を押す
- 「楽天キャッシュ」を選択し、「設定する」を押す

終わりに
手続きは簡単で、2~3分で完了します。
一度設定すれば後はほったらかしで問題なくなりますので、今すぐ切替の手続きをしてしまいましょう!
本記事のまとめ
楽天証券の投信積立積立サービス
- 楽天カード積立のポイント還元率は2022年9月分から1%→0.2%に悪化。
- 楽天キャッシュ積立が開始。切り替えれば、ポイント還元率は、2022年12月まで1%、2023年以降は0.5%に。
- ポイント還元1%を維持するため8月12日までに手続が必要。
- 2023年以降は他の証券会社でのクレジットカード積立もあり。