近年利用者が増加しているクレジットカードによる投資信託積立サービス。資金移動が不要な上にポイントが還元されるメリットがあります。
そんな人気の高まりを受けて、サービスを提供する証券会社も増えています。
今回は、マネックス証券×マネックスカードの投資信託積立サービスについてご紹介します。
Contents
マネックス証券・マネックスカードとは?
マネックス証券は1999年創業の五大ネット証券の一社で、米国株の取扱銘柄が豊富なことで人気を集めています。最近ではよくCMを見ます。
「マネックス(MONEX)」という名前は、MONEYのYをひとつ前に出して、「未来のMONEY。次世代におけるお金との付き合い方をデザインして、お客様に提供していこう。」という考えから命名されたようです。

引用:マネックス証券 マネックスカード
マネックスカードは、新生銀行の子会社アプラスが2021年5月より発行を開始したクレジットカードです。表面は白を基調とするシンプルで落ち着いたデザインで、個人情報保護のため、会員氏名、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティーコードは全て裏面に記載されています。
2022年1月以降からマネックスカードによる投資信託積立サービスを開始する予定と発表されています。積立の月額上限は他のクレジットカード積立と同じく5万円です。
マネックスカードの投資信託積立のポイント
マネックスカードによる投資信託積立サービスのメリットは、年会費は実質無料、1%ポイント還元、即時出金サービスの月5回無料の3点です。
年会費は実質無料
マネックスカードの年会費は550円(税込)ですが、初年度は無料、2年目以降も年間1回以上の利用があれば翌年無料になります。
投資信託積立もクレジットカード利用としてカウントされるので、投資信託積立を続ける限り年会費は実質無料です。
1%ポイント還元
マネックスカードを利用した投資信託積立に対して、積立額の1%相当をマネックスポイントで受け取ることができます(月5万円まで)。
マネックスカードのポイント還元率は、年会費が無料の他のクレジットカード積立と比べると、楽天カード(1%)と同じで最も高い水準です。
獲得したマネックスポイントは、クレジットカードの支払いに使うことはできませんが、Tポイントやdポイント、ANAマイルやJALマイルに交換できます。マネックスポイントで投資信託を購入できないので、おすすめは一度Tポイントに交換してからSBI証券で投資信託を購入することです。
即時出金サービスの月5回無料
マネックス証券の即時出金サービス(330円/回)が月5回まで無料で利用できます。
インデックス投資をする方なら頻繁に売買や入出金しないのであまり関係ありませんが、いざ引き出す時に手数料を節約できます。
なお、即時出金ではなく通常出金(翌営業日~翌々営業日に着金)ならそもそも手数料は発生しません。
マネックスカードの投資信託積立の注意点
マネックスカードによる投資信託積立サービスの注意点は、サービスの内容が未確定なこと、カード発行にはマネックス証券の口座開設が必要なこと、クレジットカードのブランドはJCBのみの3点です。
サービスの内容が未確定
本サービスは2022年1月以降に開始予定とされていて、確定している内容ではありません。サービス開始が遅れたり、内容が変更される可能性があります。
カード発行にはマネックス証券の口座開設が必須

引用:マネックス証券 マネックスカード
マネックスカードを発行する前に、マネックス証券に口座を開設しなければなりません。
お手続きはすべてオンライン上で完結しますが、カードの申込みから発行までに2週間程度かかる場合があります。
クレジットカードのブランドはJCBのみ
マネックスカードのブランドはJCBしかありません。既にJCBのカードを持っている方にとっては少し残念なお知らせです。
しかし、JCBは「世界五大ブランド」と言われる国際ブランドの一つで、日本生まれのブランドです。
VISAやMastercard、AMEXなどの海外ブランドを利用すると、日本国内での決済にもかかわらず海外に手数料(収益)が逃げてしまいますが、JCBのカードなら手数料は国内に残ります。
また、JCBは海外での日本人サポートが充実している点が魅力で、ハワイや韓国、台湾、グアムなど、日本人に人気の観光地へ訪れる際に持っていると重宝します。ロシアでの普及率も高いようです。
まとめ
証券会社が競ってどんどんサービスが良くなれば良いですね。
ポイント
- 年会費は実質無料
- 1%ポイント還元(→Tポイントに交換しSBI証券で投資信託購入)
- 即時出金サービスが月5回まで無料
注意ポイント
- サービス内容は未確定
- カード発行にはマネックス証券の口座開設が必須
- クレジットカードのブランドはJCBのみ